癌とCOPD

7年前同時性重複癌を経験し、現在COPDと共に生きている

日帰り旅行とワクチン

2020年9月15日 (火)
昨年の12月初めに前立腺肥大の手術をしたため、病院に行くなど最低限の用事以外は家
で過ごしていました。その期間は、既に10か月ほどになります。
それでも4月、5月、6月頃は、毎日ではないですが3000歩くらい散歩をしていました。
COPDという障害を持つ者にとってマスクを付けての散歩は、息苦しく辛い面もありま
したが、心身の健康維持には役立ったと思います。
梅雨が明けて猛暑になってからは、熱中症もあり散歩もしなくなりました。


ここに来て、臆病な私ですが、さすがに今の生活に我慢出来なくなりました。
そこで、今日思い切って隣県の観光地に車で行ってきました。
ロープウエイで山頂(約1400メートル)まで行ける山に登り、山頂で爽やかな空気と木々の
緑を味わった後、温泉に入って帰ってきました。


行く前には、多少不安がありました。不安は、コロナ感染よりも体力的に持つかです。
県内の近場で様子をみてからにしようかとも考えましたが、取り合えず行ってみて調子が
悪くなったら途中で帰ってくれば良いと自分に言い聞かせて行くことに決めました。


何とか事故もなく無事に行って帰ってこられました。また、予定していたことの全てを行
うことが出来ました。
まだ、自分で車を運転して旅行に行くくらいの体力をあることが実感できて、率直に嬉し
いです。


しかし、旅行に於いてもマスクを着けての行動は、健常な人でも息苦しさを感じるそうで
すから、COPD疾患がある者がマスクを付けて生じる息苦しさは、本当に不快です。


ワクチンがどうのこうの言っていますが、本当に有効で副反応も少なく、コロナに罹患し
ても軽症で済むようなワクチンが出来るかは未知数です。
先行して開発しているイギリスのアストラゼネカ社のワクチンは、1年に2回接種が必要で
あるとのことです。
国民全員を対象ではなく接種する対象を絞っても、費用はかなりのものになると思います。
こんなことを、毎年続けれるとは思いません。


日本製ワクチンが出来れば、交渉力が増して外国製ワクチンも安く手に入ると思います。
しかし、日本の医療関係者は、国産ワクチンの開発に消極的です。
最近になって、ワクチン開発を始めたところもあるくらいです。こいうところは、国産ワ
クチンを作るというより、目的は研究して論文を出すためなのでしょう。


来年外国製のワクチンの接種が出来るようになったとしても、私は来年のワクチン接種は
止めようと思っています。理由は、極めて短期間短で開発したワクチンの副反応がどうな
のかが分からないからです。
仮に、日本でも承認されたとしても、事実上の第三層試験のためのモルモットになりたい
とは思いません。


私は、医薬品というのは、人命に直接関わる重要な産業であると共に基礎科学の結晶だと
思っています。非常に難易度が高く容易に模倣ができなく、特許管理にもしっかりしてい
る極めて特殊な産業だと思います。


日本は、かつてはワクチン開発に力をいれていた時代があり、それなりの実績もありました。しかし、昨今は海外の巨大医薬品会社に押されて、さっぱりです。


日本の弱電メーカーは、崩壊寸前です。それは、弱電の持つ模倣のし易さや価格競争にさらされやすい産業だからです。
ですから、それとは正反対の医薬産業を伸ばしていって欲しいと思っています。

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