癌とCOPD

7年前同時性重複癌を経験し、現在COPDと共に生きている

入院中のこと

2019年12月27日(金)
前立腺肥大の手術で入院中に考え深いことがありました。
暇を持て余していたので、病棟の掃除のおばさんと少し話をしました。
おばさんといっても62歳だそうです。
ちょっと見た感じは、50代半ばに見えます。
てきぱきと掃き掃除や布団の入れ替えをしています。


私は、おばさんに「シルバー人材センターに入会して仕事を探したが自分に合った
仕事が見付からないくてね」と言いました。
おばさんは「60歳を過ぎるとなかなか仕事はないわよ」と私に答えました。
私は「自分は、呼吸系に疾患があるので、あなたがやっている仕事は埃っぽくて
無理だな」と言いました。
おばさんは「便所掃除がとても嫌だ」と言いました。
おばさんが私のベッド周りの掃除を終わって他の病室に行く時に私に向かって真顔
で「死にたいわ」と言って去って行きました。


私も60年以上生きてきたので、誰の人生だって辛い時も死にたくなる時もあるとは
分かっていましたが、おばさんから真顔で「死にたいわ」という言葉を聞いた時は
少し驚きました。


幸せかどうかは分かりませんが、健康そうで、てきぱき働けるおばさんが羨ましく
私には映っていたのに、死にたいとは・・・・。


改めて、辛いのは自分だけじゃない。元気そうに働いいる人達も心の中では、辛い
気持ちを持って生きている人がいることに気が付かされました。

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