癌とCOPD

7年前同時性重複癌を経験し、現在COPDと共に生きている

よもやま話

2020年10月21日 (水)
先週の日曜日、マンションの集会に出席しました。出席者数は、10人くらいでした。
おもいっきり話してきました。終わった後、何か心身にこもっていた疲労感みたいなものが、すーと抜けていくように感じました。他人との会話が殆どなくなったことによるスト
レスが自分が思ってた以上に溜まっていたのでしょう。
コロナ時代を生きていくためには、他人との会話が出来る場を積極的に探して、心を癒し
ていくことが絶対に必要だと思いました。(勿論、感染対策を十分にしてですが)


今日は、スーパーに2週間分の食材を仕入れに行きました。私は、スーパーが苦手です。
特に、生鮮食品を置いているところが腐敗防止のため寒い位冷えているので、息苦しさが
増すからです。理由は、はっきりしませんが、寒暖差によって気管支や肺機能に悪影響が
出るためだと思います。


COPDによるQOL低下を改善する薬は、気管支拡張剤だけで、不治の病とも言われています。確かに肺が壊れてしまったら治療のしようがありません。無から有は生み出せません。
しかし、癌については、ここ20年くらいで、薬を中心に考えられないくらいの進歩してい
ます。癌とCOPDを体験している私としては、COPDの新薬が出ないかと期待するばかり
です。


しかし、敵はコロナだけではありません。高齢で呼吸疾患の者がインフルエンザに罹患し
たら命取りなることもあります。そのため、必要なことは、インフルエンザワクチン接種
です。
インフルエンザワクチンの有効性持続期間は、諸説ありますが5か月~6ヶ月ほどだそうです。接種後半月で効果ができ始め、1ヶ月後に効果が最大になり、徐々に効果は低下していくそうです。
インフルエンザの流行時期と効果持続期間とを勘案すると10月中旬から11月ぐらいに接種
するのが良いようです。


加えて、高齢者は、23価 肺炎球菌ワクチン(有効期間5年間)と肺炎球菌結合型ワクチン(プレベナー13 有効期限1回接種で一生有効)接種をすることです。
この2種類の肺炎球菌ワクチンの接種もインフルエンザワクチンと同様に有効性が証明されています。


話は、がらりと変わります。私の好きな言葉に『あるがままを生きる』というものがあり
ます。100年ほど前、精神科医の森田博士が生み出した理論に基づいて実践されている療法です。付け加えておくと『あるがままを生きる』とは、好き勝手に生きるということでは
ありません。『あるがままを生きる』を説明すると、長く退屈なので止めとおきます。


世の中は、新型コロナウイルスの感染拡大に揺れています。その中で、森田博士の考え方
はどう生かせるのだろうか。このような状況下でこの療法を生かせるだろうかを考えてみ
ました。


コロナの不安をなくすことはできません。でも同時に欲求をあきらめることもできません。できる感染防御策をきちんとやったとしても、自分がコロナに感染する可能性はあるし、
大切なひとがそうなってしまうリスクもある。


なので、不安はなくすことができない。このような時に大切なのは、不安をそれ以上解消
しようとせずに、「自分は不安になっているな」と認識しつつそのままにしておくことが『あるがままを生きる』に通じると考えました。
日本人の多くの人は、このようにコロナ時代を生きておられるのではないかとも思ってい
ます。

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