癌とCOPD

7年前同時性重複癌を経験し、現在COPDと共に生きている

日本の死亡率の低さ

2020年5月16日(土)
久しぶりにいつもの川沿いのコースをマスクを着けて散歩をしました。
息苦しさと肺の圧迫感がありましたが、気候も良く新緑を見ながらの散歩は気持ち
良かったです。
退職してから一泊で同じ温泉施設に2年続けて行っていましたが、今年は行けなくな
りました。多分、来年も無理でしょう。
私の様な呼吸疾患を持った者が安心して旅行に行けるのは何時になるのでしょうか。
ワクチン、治療薬が出来て、多くのの人が接種できるようになるまでは難しいでしょう。


外国から見ると、日本のPCR検査の少なさと緩やかな規制に対して批判的な論調が
あります。一方で、そのような体制でありながら、人口100万人当たりの死亡率の低さ
が謎であるという論調もあります。


隣国で我が国のコロナへの防疫管理体制が素晴らしくて、国際標準であると自画自賛
している国があります。
しかし、感染症に対する対応は、その国の国家体制、国民気質、法体系、慣習、経済力、経験、医療技術及び医療体制など、各国それぞれ異なるため国際標準化すること自体不可能だと思います。


私が考える日本の死亡率の低い主な要因は、日本人の慣習にあると思います。
・ハグ、キス、握手などの行為がない。
・家で土足で過ごさない。
・毎日風呂に入る人が多い。
・手洗いの習慣が欧米に比べて多い。
・生活環境が清潔である。
・マスクをすることに慣れている。
・核家族化が進んでいる。
・祖父祖母、親戚、近しい人達が頻繁に集まって、おお声でしゃべる様な生活スタイル
 がない。(南欧では、特に多い)


ですから、日本方式なるものは、他国には全く適用出来ないものだと思います。
こんなに国民力に頼り過ぎていては、もっと凶悪な感染症が発生した場合を想像すると
日本がどうなるか恐ろしくなります。


今後は、感染症を国防として位置付けて、徹底的に医療体制を強化することと同時に
要請だけではなく期間限定で良いので強制力を伴ったものにしていく必要があると
思います。

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